口の乾燥と口臭(お酒編)
お酒を飲むと、息が臭くなります。
終電近くの中央線の中は酒臭いです。
わたしは酒を飲まないので、すごくわかります。
木馬歯科の口臭外来を受診する方の中に、
どんな時、口臭を意識しますか?
という質問に対して、
「お酒を飲んだ時」と答える方がいます。
どんな回答でもいいのです。
わたしは、酒を飲んだ相手も臭いんだから
気にしなくてもいいと思うのですが、
患者さんが、どうにかしたいと言うのなら、
どうにかしなくてはいけないのです。
アルコールが体内に入ると、
アルコールを分解します。
中学の理科で「加水分解」ということを習ったと思います。
これは、アルコールを分解する時に、
水を消費しますよ。
ということです。
ですから、喉が渇くというか、
口の中が乾燥するのです。
そして口臭につながるのです。
モンダミンとかラボリスのような
うがい薬にもアルコールは入っています。
ですから、一瞬は爽やかになっても、
すぐに口の中は不快になります。
加水分解で水を消費したならば、
同量の水を飲むということが、
口の乾燥を元に戻すことになります。