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歯周病

目次

  1. 歯周病について
  2. 歯周病のセルフチェック
  3. 歯周病の段階
  4. 歯周病の治療
  5. 狭山木馬歯科の歯周病治療の特徴
  6. 歯周病予防の重要性

 

歯を失ってしまう1番の原因であり、30歳以上の日本人の約8割がかかっている歯の疾患をご存じでしょうか?それは、歯周病です。
歯周病の恐ろしさは、初期の段階では自覚症状があまりなく気づくことが難しく、そのためむし歯に比べるとか軽んじられてしまうというところにあります。
実は、放置しておくと最悪の場合は歯が抜け落ちてしまい、また糖尿病などの全身疾患につながる恐ろしい疾患です。
歯周病は一度かかってしまうと完治が難しい疾患なので、日々の継続的な改善対策と早期発見、早期治療が重要です。

歯周病について

成人式が歯を失ってしまう原因の60%が歯周病と言われております。その歯周病の原因となるのが歯垢(プラーク)です。

歯垢(プラーク)を口の中の食べかすや汚れだと思っている方も多いかと思いますが、実は食べかすや汚れにより増殖した歯周病菌の集まりなのです。糖分を摂りすぎたり、歯磨きなどが不十分であったりすると、プラークが粘り気のある物質を作って歯と歯茎の隙間や歯の表面に付きます。歯垢(プラーク)は粘着力が高いためにうがいをしたくらいでは落ちません。やがて、歯垢(プラーク)の中の細菌により歯肉が炎症(歯肉炎)を起こしてしまい、進行すると歯を支えている歯槽骨が溶かされてしまいます(歯周炎)。そして、歯並びが悪くなったり、最悪の場合には歯が抜け落ちてしまいます。これが歯周病なのです。

炎症は治療により治すことができますが、一度失った歯槽骨は元通りにはできません。日々の改善対策や定期検診が歯周病を悪化させない、また再発しないためのなによりの対策になります。

歯周病のセルフチェック

ご自身の歯が歯周病になっていないかチェックしてみましょう。
下記の項目で1つでも当てはまりましたら、歯周病の可能性がございますので、早めに受診して下さい。

  •  歯茎に赤または黒く腫れた部分がある
  •  口臭が気になる
  •  歯と歯の間が丸く、うっ血していて腫れぼったい
  •  歯と歯の間に隙間ができて、食べ物が挟まる
  •  歯の表面を舌で触るとザラザラする
  •  朝起きた時にお口がネバネバして気持ちが悪い
  •  指で触ってみて、少しグラグラする
  •  歯磨きのときに出血する
  •  歯が長くなったような気がする
  •  歯肉を押すと白い膿がでる
  •  硬いものが噛みにくい
  •  疲れが溜まったり、ストレスがかかると歯肉が腫れる

歯周病の段階

第1段階 歯肉炎

歯茎が赤く腫れ炎症が起こります。炎症が起きている歯と歯肉の隙間に歯垢(プラーク)が溜まりやすくなり、歯磨きにより出血する状態です。この段階で歯周病治療を行えば、健康な歯茎に戻ります。

第2段階 軽度の歯周炎

歯肉炎がさらに進行すると、歯茎の炎症がさらに深い部分にまで達して、徐々に歯槽骨が溶け始めます。歯茎がさらに腫れて、歯と歯の間が広がって物が挟まりやすくなります。また歯磨きのときに出血したり膿がでてくるのが特徴です。この段階になると治療が困難になってきます。

第3段階 中度の歯周炎

歯茎の内部に歯垢(プラーク)が大量に付着し、歯槽骨が溶け始めます。歯茎からは出血はもちろんのこと膿が出始めて、口臭もきつくなります。この段階になると、状態によっては歯を抜くことも検討しなければなりません。

第4段階 重度の歯周炎

歯と歯の隙間が目立ち、歯を支える歯槽骨がほとんど溶けてしまっている状態です。歯のぐらつきもひどく、出血や膿また口臭が悪化します。この段階になると歯を抜くことになります。

歯周病の治療

1歯磨きと歯石除去

まずは、精密な検査を行って、歯と歯肉の間の溝の深さを図り歯周病の状態をみます。これを歯周検査と言います。そして、歯周病の原因である歯垢(プラーク)や歯石をスケーラーと呼ばれる器具を使って除去した上で、セルフケアが出来るように歯磨き指導を行います。

2歯周検査とSRP

再度、歯周検査を行います。その後、SRP(歯石除去で取り切れなかった深い縁下歯石をスケーラーで取り除くこと)を行います。

3歯周検査

治療の効果を再検査します。再検査の結果、まだ歯と歯肉の間の溝が深い場合には、再度SRPを行うか、歯周外科を行うか検討します。

4歯周外科※必要に応じて

歯周病治療を行っても歯と歯肉の間の溝が残っている場合は、再発防止のために歯周外科を検討します。外科治療により歯槽骨の形を改善したり、歯と歯肉の間の溝を浅くすることで、歯の掃除がしやすくなり再発を防ぐことができます。

5メインテナンス

歯周病治療を行うことにより歯茎の炎症を抑えることは出来ますが、歯槽骨など失った組織は元通りになりません。治療後の箇所から歯周病が再発してしまう可能性もあります。そのため、歯磨き等のセルフケアを徹底し、治療終了後も定期的なメインテナンスが重要となります。

狭山木馬歯科の歯周病治療の特徴

歯ブラシ指導(TBI)

歯周病改善に欠かせないのが、歯周病の原因である歯垢(プラーク)を取り除く日々の歯磨きです。患者様がご自身でセルフケアをし歯周病の改善ができるように、当院では歯ブラシの当て方やブラッシングのコツなどの指導(TBI)を徹底しております。またはじめて歯ブラシの指導を受けられる方には、位相差顕微鏡を使用し、ご自身のお口の中の細菌を見ていただき状態を把握していたうえで、その方に合った指導を行わせていただきます。

しかし、どんなに丁寧に磨いても、歯と歯肉の間の汚れまではご自宅で落とすのは難しいです。定期的にメインテナンスに通い、歯と歯肉の間の歯垢(プラーク)を取り除くことをお勧めします。

POICウォーターで歯周病改善

POICウォーターはタンパク質汚れ(プラーク)を分解する働きがあり、口臭予防・むし歯菌・歯周病菌を洗浄する効果があります。ゆすぐだけ口腔内の悪い細菌を効率よく洗浄することができ、歯周病になりにくい環境になります。当院ではこのPOICウォーターを推奨しており、治療前にも必ずPOICウォーターでうがいして頂いてから治療をはじめます。

ストリークレーザー

当院では、治療だけではなく改善にも高い効果があるストリークレーザーを使用しております。高温のプラズマ光による熱エネルギーで、歯周病の部分だけをピンポイントで殺菌します。歯周病の初期段階だけではなく、中度以上の段階の歯周病治療にも効果があります。熱エネルギーと聞き、やけど等を心配される方も多いかと思いますが、照射は1万分の数秒程度になります。またしっかりと特殊な酸化チタン溶液での冷却も行いながらの治療ですので、ご安心くださいませ。

歯周病予防の重要性

歯周病治療についてご説明してきましたが、何よりも歯周病にならないことが第一です。歯周病を発症させないことは歯を守るだけではなく、認知症、生活習慣病のリスクも下げます。また、歯肉炎や歯周炎は治せていても、一度歯失った歯を支える歯槽骨等の歯の組織はもう二度と元通りになることはありません。当院では「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という8020運動の下、歯を失わせずに、からだの健康も維持できるように歯周病改善や歯周病になりにくい口腔環境作りにも力を入れております。

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