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~いま一度見直したい「むし歯予防」の基本~

[2025.06.06]

毎年6月4日から始まる「虫歯予防週間」は、歯と口の健康について改めて考える大切な機会です。私たち歯科医院では、この期間にぜひ皆さんに「むし歯の予防は治療以上に価値がある」ということを知っていただきたいと考えています。

むし歯は自然に治らない病気です

むし歯は放っておくとどんどん悪化し、やがて歯を失う原因になります。また、治療で削った歯は、どんなに精密に詰め物をしても元の健康な歯にはかないません

一度むし歯になると再発のリスクも高まり、将来的に大がかりな治療が必要になることもあります。

だからこそ、「予防」が重要なのです

むし歯を防ぐための基本は、以下の3つです。

  • 正しい歯みがき
  • 食生活の見直し
  • 歯科医院での定期受診

1. 正しい歯みがき

● 汚れをしっかり「落とす」意識が大切

歯みがきは「磨く」ことが目的ではなく、「歯垢をしっかり落とす」ことが目的です。特に就寝前の歯みがきはとても重要です。

夜は唾液の分泌が少なくなり、むし歯菌が活発になります。歯と歯の間や歯ぐきの境目に汚れが残っていると、そこからむし歯が始まります。

● デンタルフロスや歯間ブラシを併用しましょう

歯ブラシだけでは落としきれない汚れがあるため、デンタルフロスや歯間ブラシの使用を習慣にすることも、むし歯予防には非常に有効です。

2. 食生活の見直し

● 甘いものを「控える」より「時間を決める」

甘いものが悪いのではなく、ダラダラと食べたり飲んだりすることがむし歯を進行させる原因になります。

口の中が酸性になる時間を減らすために、おやつの時間を決めたり、飲み物は水やお茶を選ぶなどの工夫が大切です。

3. 歯科医院での定期チェック

● 初期むし歯は自覚症状がありません

むし歯は初期段階では痛みなどの症状がなく、自分で気づくことができない病気です。定期検診を受けることで、早期発見・早期対応が可能になります。

● プロによるクリーニングで予防効果アップ

定期的なクリーニングでは、ご自宅のケアだけでは落としきれない歯垢や歯石をしっかり除去できます。歯ぐきの健康も守れるため、総合的な予防に役立ちます。

むし歯予防は、未来の自分への投資です

歯が健康であれば、おいしく食事ができ、笑顔にも自信が持てます。年齢を重ねても自分の歯で過ごせることは、生活の質を大きく左右します。

「予防」を習慣にすることが、自分自身の未来を守ることにつながります。

まとめ

この「虫歯予防週間」をきっかけに、ご自身の歯のケアを今一度見直してみませんか?

気になることやご不安があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

私たちは、皆さんの歯と口の健康を守るパートナーとして、これからも全力でサポートしてまいります。

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