木馬歯科通信25号 発行日平成15年7月13日
皆様、暑中お見舞い申し上げます。
大いに汗をかいて、体の毒素を吐き出しましょう。夏の暑さが1年の健康をつくります。
先月はむし歯予防週間もあり。いろいろな歯に関する情報を得ることができたのではないでしょうか。
今回はいろいろな情報の中から、8020にしぼって話したいと思います。
前回の木馬歯科通信で書いたように、現在80歳代の方の、残存歯数は4.5本であるということを書き、自分でも意外で、あまりの少なさにびっくりしたしだいです。
それでは、わが木馬歯科に通う患者様の残存歯数はどのくらいなんだろう?
さっそく1週間ほどで20歳代から70歳代まで調査しました。これは別紙にグラフにわかりやすく書きました。
当医院は昭和60年9月1日、開院です。一貫して続けたことは歯ブラシの指導です。これに全力を尽くしてきました。
歯ブラシ指導は学校で教えない教育だと思っています。
見えにくい歯垢を染色液で染め出して、一見きれいに磨けているようで、磨き残しが多いということを示したり、位相差顕微鏡を使い歯垢は食べかすではなく細菌の塊であることを見せたりしてきました。
当時は思い切った買い物でした。でも数千人の方にショックを与え、歯ブラシのテクニックの向上に活躍しました。今ではとってもいい買い物だと思っています。
そして先月からはデジタルカメラにて口腔内を撮影してプリントアウトして初診時の状態から指導後の改善した状態までを記録しています。
こうしていくことにより、患者様の歯に対する意識が格段に上がっていきました。
その結果が別紙のグラフです。木馬歯科に通う70歳代の方の平均残存歯数は21.2本でした。この方たちを10年間1本も抜かずに過ごせれば、8021というすばらしい状態を達成することができます。
8021というのは世界一といわれているスェーデンでさえ8020ですから、立派な成績となるのです。
歯を老人になっても数多く残すというのはどういう意味があるかというと、寝たきり老人をぼけ老人にしないということです。
脅すわけではありませんが、「ブラッシングしますかそれとも死にますか?」わたしたちはきちんとしたブラッシングをマスターしてもらい、ゆるぎない健康を獲得してもらいたいのです。
生まれたばかりの赤ちゃんでも80年たてば老人です。ですからブラッシング指導はすべての人が対象となります。
これは新しい情報なのですが、寝たきり老人には1年間でどのくらい費用が掛かるか?
どのくらいだと思いますか?わたしも知りませんでした。300万円です。10年間3000万円で10人で3億円です。
40歳以上の方は3年前から介護保険料を徴収されています。どのくらい払っているか知っていますか?
市町村単位なので狭山市と入間市では違います。しかも3年ごとに見直しがあります。
ここ3年間は狭山市では基準が2700円でした。所得に応じてプラス、マイナスがあります。今年が見直しの年で4月より基準額が2900円になりました。
わたしは4月より介護審査認定委員をしているのですが、介護保険を受けたいという本人や家族の申し出がたいへん増えています、たぶんこれから先減ることはないのでしょうか?
そうすると3年後の見直しで基準額はどのくらい増えていくことでしょう。
わたしの考える大きな目標として介護保険の基準額を減らすというのがあります。つまり介護を受けない健康な老人を増やすということです。多くの歯を残すことが健康に直結するのです。
介護保険にかかわることは勉強中なのでわかりしだい報告させていただきます。
木馬歯科における年代別残存歯数
